英語学習法

受験英語を制する

今回は受験勉強、特に受験英語及び私大文系志望の受験戦略について書いていきたいと思います。
タイトルを大それたものにしましたが、今回紹介する勉強法は、東大、京大などの旧帝大や一橋、東工大などの最難関国立大、そして早慶の政経法経済といった最難関私大にも通用する(と言うよりもそれらを対象とした)ものなので誇大広告ではありません。

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まずは、僕の受験結果です。
志望度が高い順に上から

慶應義塾大学法学部政治学科 ◎
慶應義塾大学商学部B方式 ○
慶應義塾大学文学部 ○
早稲田大学商学部 ×
上智大学経済学部経営学科 ○
東京外国語大学言語文化学部スペイン語科 ○

という感じです。英語の得点率は慶應法と早稲田商で8割超え、上智経営と慶應商では9割超えでした。(慶應文と東京外大はほとんどが記述のため採点不可)

まず受験戦略についてですが、僕は古文漢文が大嫌い且つ慶應以外にあまり興味が無かったので、早稲田以外は古文漢文が入試科目にないところを選びました。そして、夏以降国語は1秒も勉強せずその分英語と世界史を徹底的にやりました。
実際慶應は受けたところは全部受かっているのでこれは間違っていなかったと思います。(経済とSFCは学問的にあまり興味が無いのと、日程的に厳しいと思ったので受けませんでした)

早稲田の敗因は完全に古文漢文だと思います。英語と世界史と現代文は全て8割以上、若しくは8割弱取れていたのですが、古文漢文で30%しか取れず、標準化で大幅に減点されたのが致命的でした。

慶應と上智は、英語と世界史で押し切りました。国語があまり得意でない受験生は、英語と歴史に全勉強時間を注ぎ込んで慶應を狙ってみるのもいいかもしれません。(ただ、そうする場合は英語と歴史を本当に高いレベルまで持っていかなければいけませんが)

また、本当に英語が得意なのであれば併願先として東京外大を受けるのもいいかもしれません。前期はセンター(英・国・歴史・公民・数1A)+二次試験(英語・世界史)と比較的負担が少なく、後期はセンターが英国社の3科目、二次試験は英語の1科目だけなので、早慶用に英語と歴史を極めた状態であればかなり狙い目です。


ここからは、本題の勉強法です。

まずは、参考書をある程度揃えましょう。
必要な参考書は大きく分けて3つ。
・単語&熟語
・文法&語法
・英文解釈

僕は↓の参考書を使っていました。
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上段: 左から『頻出英文法・語法問題1000』『単語王2202』
下段: 左から『DUO3.0』『英文解釈教室』

この4つをしっかりやり込み、演習をある程度の量こなせば、最難関大学の英語でもコンスタントに高得点を叩き出せるようになります。

取り組み方としては、

高3の4月まで: 単語熟語(DUO、単語王)・文法(頻出1000)

高3の6月まで: 英文解釈(英文解釈教室)

高3の7月まで: 基礎レベルの演習(センター英語、MARCHの過去問)

高3の夏休み以降: 応用レベルの演習(早慶上智・上位国立の過去問)

というのが良いと思います。
英文解釈についてですが、頻出1000をやり込んで文法をほぼ完璧にしてある状態であれば割とスムーズにいくと思います。英文解釈は文法をマスターしてあれば後は慣れなので。

上記の参考書で合わないものがあれば、
単語熟語は: シス単、鉄壁、速単必修&上級、速読英熟語、解体英熟語
英文解釈は: ポレポレ、透視図、英文解釈の技術100
などを代わりに使ってもいいと思います。ただ、文法はできるだけ頻出1000を使うようにしてください。


大体こんな感じでしょうか。繰り返しになりますが、ここに書いた通りに取り組めば最難関大の英語も怖くありません!英語で大きなアドバンテージを稼げるようになるでしょう。


次の記事では模試や過去問の結果などを載せていきます!お楽しみに!

僕の英語学習遍歴 3/3

パート3では、帰国〜現在までの自分の英語学習について書いていきたいと思います。

実を言うと、帰国してからしばらくの間はほとんど英語の勉強していませんでした。学校の定期テストで苦労することはなかったですし、模試では偏差値80を超えていました。

しかし、11月頃にこのままではいけないと思わされる出来事があります。

志望校の過去問を解いたのです。

慶應の法学部と早稲田の政治経済学部の英語を1年分だけ解いてみたのですが、得点率は慶應法が33.3%、早稲田政経が68%と、悲惨なものでした。

特に慶應法の英語は文法は意味不明、長文が何を言ってるのかもわからないだけでなく、設問の選択肢すらも難しくてあまり理解できないといった有様でした。

英語にだけは自信があり、留学までした僕にとってこの結果は本当にショックでした。

これをキッカケに、英語を一からやり直しました。
基礎である単語と文法を徹底的に叩き込み直し、また、英文を読む際に構造がわからないところがあれば流さずに理解できるまで自分でじっくり考えてみるように心掛け始めました。

これを2ヶ月ほど繰り返した後に、センター試験の英語を同日に解いたところ、54分で193点でした。

高校3年にあがってからは、英語に関しては所謂"受験勉強"のような英語学習はせず、早慶上智の英語の過去問を手当たり次第に解きました。

夏からはTIMEやThe Economistなども少しずつ読み始め(あまり内容分かってなかったりした時もありましたが汗)、日常的に海外メディアに目を通すようになりました。

9月には、高校卒業までにTOEIC900点台に載せておきたいという謎のこだわりからTOEICを受けました。
対策は、家に新形式の問題集がなかったので古い公式問題集のプレテストをリーディングを1回分、リスニングを2回分解きました。
本番ではリーディングの時間がキツく、全部解き終わったのは終了1分前でした。また、リスニングもぶっつけ本番だったらキツかったと思います。改めてTOEICは慣れのテストだなと感じました。

肝心の結果は、955(R470 L485)と、事前の予想と大体同じでした。
わざわざ新形式の問題集を買わなくても900点台には全然辿り着ける、というのが実際に受けてみての感想です。(勿論経済的余裕があるのならば買うに越したことはありませんが笑)

秋以降は他の科目の受験勉強をしていたので勉強らしい勉強はあまりしていません。(と言うより他の科目がヤバかったのでそんな余裕ありませんでした笑)
ただ、前述した様にTIMEやThe Economistは毎日読むようにしていました。後で気付いたのですが、この洋雑誌の音読にもかなりの効果がありました。ただ、あまり効率的なものではないので受験生や結果がすぐに欲しい人にはオススメではないです。

とまあこんな感じでしょうか。こんな偉そうに色々書いてますが僕の英語力もそこまで高くなく、語彙も9000〜9500程度と貧弱なので、これからも勉強を続けていきます。ここまで読んでくださりありがとうございますm(_ _)m

P.S. 本当は受験英語の勉強法について沢山書きたいのですが、それはまた別の記事で書くことにします。

僕の英語学習遍歴 2/3

今回はパート2ということで、アメリカに飛び立った高校1年の夏〜帰国する高校2年の夏の間にどのように英語を勉強していたかを書きたいと思います。

渡米は8月でした。
学校が始まるのは9月。それまではホストファミリーと話すだけだったので拙い英語でもどうにか生活はできていたのと、まだ留学生活序盤で時間に余裕があったこともあり、「そのうちうまくなるだろう」と呑気に過ごしていました。

しかし、学校が始まると生活は一変しました。
友達を作ろうにも言葉が通じず、授業も理解できず、本当に悲惨な日々だったのを覚えています。
僕の学校には留学生のためのクラスといったものはなく、全ての授業を周りのアメリカ人と同じように受け、成績の付け方にも特別扱いなどはありませんでした。

渡米して3ヶ月が経った11月。
学校には慣れ始め友達も少しはできたものの、交友関係は狭く、授業にはあまり付いていけてなかったのもあり、「本当に英語をどうにかしなければいけない」と感じ始めました。

「留学は3ヶ月経てば大体英語がわかるようになる」と聞いていたのに、自分は殆ど進歩していない… このままだとお金と時間だけをムダにしてしまう。このまま帰国したら「留学したのに何もできないヤツ」と学校中の笑い者になってしまう…
と結構真剣に悩み始めました。この頃のインターネットの検索履歴には「留学 英語 伸びない」だとか「留学 3ヶ月 英語力」といったものばかりが残っていました。

勉強の第一歩として単語からやろうと思い付いた僕は、幾日かのネットサーフィンの末にDUO3.0という教材と出会います。この出会いが僕の英語学習を変えました。(大袈裟なようですが、本当の本当です笑)

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両親にお願いしてDUOを日本から送ってもらい、遂に届きました。しかし、まともに参考書に取り組んだことがない僕はどう進めればよいのかわかりません。
とりあえず知らない単語の意味を確認しながら全例文560個をひたすら音読することにしました。

この音読を4ヶ月ほど続けた結果、載っている単語熟語はもちろん、560ある例文すらも全て覚えてしまっていました。

そして、その成果は意外なところ(当時の自分にとっては、ですが笑)に大きく出てきました。

それは、スピーキングです。
それまでは少ない友達との簡単な会話にも苦労していたのですが、DUOをやり込んでからは、DUOに出てくる表現や例文の一部の単語を入れ替えて自分が言いたいことがスラスラ出てくるようになったのです。
(後になってから知ったのですが、短い文を沢山暗唱する、所謂"例文暗唱"はスピーキング上達のための勉強法として一般的になりつつあるらしいのです。もちろん当時の僕はそんなこと一切知らなかったのですが。運も味方してくれたみたいです笑)

DUOの例文暗唱の成果は他の3技能(リーディング、リスニング、ライティング)にも大きく表れました。
(そもそもスピーキングというのは脳内で瞬間英作文をしてそれを口に出す、というようなものなのでライティングとニアリーイコールなのかもしれません)

結局、留学中は学校の課題以外はDUOしかやりませんでした。
学校から帰ってくる→DUO→時々ケータイいじるorテレビ見る→DUO→ご飯食べる→DUOといった感じで、暇な時はほとんどDUOをやっていた気がします。

なんだかんだ月日は流れ、高校2年の6月中旬に帰国。
なるべく早いうちに、ということで夏にTOEICとTOEFL iBTを受けました。

どちらも「素の英語力を測る」という目的(勉強をしない言い訳?)のもと、1秒も対策せずに受け、
TOEICのスコアは875と留学前から415点アップし、
TOEFLのスピーキングセクションでは22点と日本人としてはまずまずのスコアを取ることができました。(他のセクションが悲惨だったのは触れないでおきます笑)

パート2は大体こんな感じでしょうか。
参考になったら嬉しいです。

※DUOをこれでもかと褒め倒していますが、別に僕はDUOの回し者ではございません

(パート3へ続く)

僕の英語学習遍歴 1/3

今回から3回に分けて僕の英語学習遍歴を書いていきます。

パート1: 中学入学〜留学まで。
パート2: アメリカ留学中の高校1年の夏〜高校2年の夏。
パート3: 帰国〜現在まで。
というように分けていきたいと思います。

ではまずパート1です。

僕はほとんどの日本人と同じように中学入学と同時に英語学習を始めました。学習の仕方や内容などは周りとほぼ同じでしたが、1つだけ、周りと違うことをやっていました。それは、NHKのラジオ基礎英語です。
このNHKラジオ基礎英語によって学校の英語の成績が上がったりは特にありませんでしたが、英語への苦手意識が生まれなかったので、その点では良かったのかもしれません。

中学3年の時に、英検準二級を受けました。直前に詰め込み学習をしたお陰で無事に一次試験は突破し、二次試験の面接はずっとニコニコしていたら合格をもらえました。

ここまではあまり英語をしっかり勉強していなかったのですが、中学3年の春休み頃に転機が訪れました。母親から海外留学の話を持ちかけられたのです。
僕は飛びつきました。留学という最高にカッコいい響きにも魅了されましたし、何より英語がペラペラ話せる自分を想像したらワクワクが止まりませんでした。

しかし、

留学するにあたって、1つの大きな壁がありました。交換留学をする場合は留学団体を通すのが一般的なのですが、この留学団体が課す英語テストを突破しなければ留学は認められないと言うのです。
このテストはSLEPテストと呼ばれるもので、リーディングとリスニングの2つのパートで構成されています。問題の難易度は恐らく英検2級と同程度でしょうか。
当時英検準二級を何とか合格したばかりの僕にはとても難しく、初受験時には不合格になりました。不合格を通知された時に、3週間後のテストがラストチャンスだと伝えられます。つまり、そのテストに再び落ちれば留学を1年延期させなければいけなくなってしまうのです。

この時に人生で初めて英語を真剣に勉強しました。過去問を何度も解き、リスニングでわからないところはスクリプトを見た後にわかるようになるまで何度も繰り返し聴き、休憩時間はずっと海外ドラマを日本語字幕付きで見る、といった感じで英語漬けの日々を送りました。

3週間後のテスト当日、分からない問題も沢山ありましたが、主に勘を頼りに全ての欄を埋め、その結果、最低点スレスレで合格を頂きました。

その先もこの勢いで勉強を続ければよかったのですが、留学すれば勝手に英語ペラペラになれると思っていた超ド級のアホの当時の僕は、この先日本を出発するまでまともに英語を勉強することはありませんでした。(後でめちゃくちゃ後悔することになります笑)
出発直前に受けたTOEICは、460(R190 L270)とひどい点数。しかしこの時はどうせ留学するのだから、と気にもしていませんでした…

(パート2へ続く)
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